望月人形

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創作古典シリーズ神雛

立雛は、様式的には古く昔から用いられた雛人形であり、厄を託して海や川に流した紙製の「人形(ひとがた)」がその起源と考えられております。

江戸中期頃になると紙製から布地の衣裳の立雛も誕生し今日に至ります。なお「紙雛(かみひな)」に、ちなみ「神雛(かみひな)」とも呼ばれておりましたので、本作品は信仰の対象から「神雛」と名付けております。

立雛(紙雛)について

立雛(紙雛)の姿形は独特な形をしております。男雛(お殿様)が両手をピンと左右に張っているのは天児人形からのヒントであり、背をのばして立たしてあるのは、神功皇后様が三韓征伐に行かれた時の男装のイメージであって、見事成功し、凱旋して帰ってきた時の意気軒昂な姿を当時盛んになってきた「能」、その能衣裳の小袖様のものを着せた形を考案し制作されたと言われております。

女雛(お姫様)の方は、その神功皇后様が三韓征伐の途中で赤ちゃん(後の応神天皇)を産んでおり、赤ちゃんを白布地の裂地でくるんでいる姿をお姫様の形として表現しております。

そのことから、立雛の形は女雛(お姫様)は赤ちゃんが布にくるまっている様な感じであり、男雛(お殿様)は凱旋将軍の様に胸をシャンと張って背筋をピンと伸ばした姿形となっております。

「紙」と「神」に、かけて神雛とも呼ばれております。

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これぞ京都ならではの丁寧な仕事を垣間見る事が出来る作品です。

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畏れと荘厳を表現したお顔です。

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供え物の一つとして装飾的な扱いとした様式の桜橘。

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秋田杉を仕様したお道具類。

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御本体は、国産の桐箱に収納します。

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御人形司 三代 望月麗光

平成12年より人形師でもある祖父と父に師事。幼少の頃から雛人形や雛道具に興味を持ち、今日に至るまで様々な人形をなどを制作、研究する。特に古い人形などを研究し、新たな作品作りを展開する。

頭師 大生峰山

人形師 安生仁一に師事した実父・初代 大生峰山の下、頭制作を始める。平成21年経済産業大臣指定工芸品・岩槻人形の伝統工芸士(頭部門)に認定され、平成21年第49回東日本伝統工芸展に入選。技術改良を重ねていき、人形作家 芹川英子に師事し、現在に至る。昔ながらの雛人形のお顔を再現した面相は、平安時代の高貴な貴族を思わせるような古典的な美しさが感じられます。

京人形節句屏風師 北村松月堂

明治四年(1871年)創業。伝統の美あふれる京都において、雛屏風での経済産業大臣指定伝統工芸士の認定を受けた唯一の職人。140年にも及ぶその歴史のなかで受け継がれてきた技術は、松月堂の屏風の随所に垣間見る事が出来る逸品です。

当店は大量生産するお店ではなく、作品一つ一つこだわって雛人形を製作しております。
そのため一点ものも多く、完売の場合はご了承下さい。

また大切なお子様ために、生地、大きさ、形など、ご希望のスタイルに合わせて
お雛様のオーダーメイド製作もしております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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