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本作品は静岡県所蔵「高松宮妃のお雛様」の衣装を模写し、立像とし製作した作品です。「高松宮妃のお雛様」とは今から90年以上前の昭和5年2月4日、第15代将軍徳川慶喜公の孫にあたられる高松宮妃喜久子さまがご成婚のお支度としてお持ちになったお雛様です。
本作品を製作するにあたり高松宮妃のお雛様を研究し、同じ衣装柄を京都の機屋に別注で織っていた特殊な柄です。
男雛の柄は雲立涌文様。お公家さんが使用するポピュラーな有職文様の一つです。この立涌は地面から立ち上がる陽気を表す縁起の良い文様とされました。二本の線で構成されますが、この立涌の中に様々な文様を入れました。雲は、「瑞雲」と呼ばれ、古代中国の神仙思想に影響を受けた柄で、おめでたいことがある前兆に現れる雲をデザインしたものです。
瑞雲はまたの名を「霊芝雲」といいます。霊芝とは中国で不死の象徴とされたキノコのことで、霊芝雲はそのキノコをかたどった形をしています。
他にも陰陽の「陽」の雲気や大気、水蒸気が涌き立ち上っていく様も表しています。
女雛の地紋は男雛と同じ立涌ですが、「立涌」に「桜」が入り「桜立涌」と呼ばれ、江戸時代には公家の装束「小直衣」や「狩衣」に使われました。鸚鵡は飛鳥時代に初めて輸入され霊長として尊重されました。また鸚鵡は日本には生息していないため唐鳥(日本に生息していない鳥)とも呼ばれました。近代になり鸚鵡文は皇后専用の柄となり格式の高い文様へと変わりました。
本作品はオンラインストアでご購入できます。
当店は大量生産するお店ではなく、作品一つ一つこだわって雛人形を製作しております。
そのため一点ものも多く、完売の場合はご了承下さい。
また大切なお子様ために、生地、大きさ、形など、ご希望のスタイルに合わせて
お雛様のオーダーメイド製作もしております。皆様のご来店を心よりお待ちしております。